「ロールモデルは福沢諭吉」と話す藤井太一さん(右)【拡大】
今回の主人公は、福岡の名士として知られるACR代表取締役の藤井太一氏。1982年慶大卒業後、大手出版社で雑誌の編集に携わっていたが、入社1年目の時にACR創業者の父親が急逝。急遽(きゅうきょ)帰省し、同社に入社、94年から現職。業務領域は人材ビジネス全般(人材紹介、人材派遣、就業支援、社員教育、適性検査など)、ならびにグループ会社でイベント企画運営、求人誌発行、給与計算代行まで幅広い。福岡青年会議所副理事長、福岡中部法人会青年部理事、福岡県中小企業経営者協会理事、同県経済動向ネットワーク会議副座長などを歴任。社団法人日本人材紹介事業協会副会長も務める。
仕事に対する姿勢は、目先の利益にとらわれず、常に顧客に対して最善のことは何なのかを考え抜く。「雇用は最大の福祉である」を信条に、「人と企業の懸け橋となり社会に貢献する!」を社是に掲げる。
ロールモデルは福沢諭吉。独立自尊の精神は日本の繁栄の基礎となったが、今最も日本人に必要とされる精神であると信じて疑わない。
本気度を炸裂(さくれつ)させた体験を伺う。「十数年前、公共事業といえば土木工事や建設ばかりで、就職支援に関しては自治体の予算がまったくつかなかった。これからは『人』が地域を支える時代。自治体も就業を支援するために予算を割くべきだと、自身の考えを企画書にまとめ提出し、予算獲得につなげた。自社の命運も賭け、あのときほど一枚一枚の紙に魂を込めたことはない。その強い思いが自治体の担当者にも伝わった」