【プロフィル】森本吉勝
もりもと・よしかつ 専修大商卒。大学卒業後、父が経営していた「もりもと」に入社。1993年社長。2014年度北海道新技術・新製品開発賞など受賞多数。73歳。樺太出身。
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≪イチ押し!≫
■あんと皮を個別包装「きたろまん」
和菓子職人があんづくりを極めたのが「北海道高級最中きたろまん」だ。あんのみずみずしさ、最中の皮のさくっとした食感を味わうために、あんと皮を別々に包装し食べる直前に皮にあんを挟んで味わう。
あんの原料は北海道十勝地区の小豆の新種「きたろまん」。粒が大きく、ふっくらとしてポリフェノール含有量も多い。この小豆を厳選して、日本でも屈指の透明度を誇る支笏湖の伏流水で前炊き、本炊きを行う。豆の煮汁を使いながら、じっくり、炊きあげた。
また最中の皮は、北海道産のもち米「きたゆきもち」を用いて焼き上げた。あんを挟んだときに最高のバランスになるように薄焼きに仕上げている。
小豆のきたろまんは、「冷やしあずききたろまん」などでも味わえる。最中は9個入り3000円。