高島屋は3日、刃物製造の貝印と共同で、日本の食材にこだわった食品などの製造・販売を手がける共同出資会社を、今月下旬に設立すると発表した。社名は「フードアンドパートナーズ」で、来年、1号店となる路面店を東京都内に出店する。その後は高島屋の店舗内などに出店し、海外展開や、ネットでの販売も視野に入れる。
高島屋にとっては、収益源を多様化するための新規事業の一環。1号店の店舗面積は200平方メートル程度とし、扱う商品は1500~2千品目になる。このうち8~9割は地場メーカーなどから調達した食品とし、残りは調理器具などを扱う。食品の3割は、プライベートブランド(自主企画)商品にしたいとしている。
新会社への出資比率は、高島屋が66・3%、貝印が33・7%。両社が3日に設立契約を結んだ。