サントリーのノンアルコールビール「オールフリー」(右)とアサヒビールの「ドライゼロ」【拡大】
その後、サントリーがアサヒ側に成分の見直しを求める一方で、アサヒは特許自体が無効と主張。面談や書面を通してやりとりを繰り返したが、歩み寄ることはなく、結局、今年1月中旬にサントリーがドライゼロの製造と販売の差し止めを求めて提訴した。
一方のアサヒは「誠実に交渉したが理解してもらえなかった」と説明する。ただ、裁判では「既存製品から容易に発明できる内容」と、特許自体の無効を主張して全面的に争う構えだ。特許の無効審判の請求も検討しており、両社は真っ向から対立している。
新たな稼ぎ頭
ノンアル分野は21年、キリンビールが「キリンフリー」を発売してから急速に普及してきた。アルコール度数ゼロのためドライバーに受け入れられたほか、気軽に飲めることから女性からも人気を集めた。