流通大手2社やコンビニエンスストア大手3社など、流通各社の平成27年2月期連結決算が9日、出そろった。いずれも増収は確保したが、利益面では、消費税増税後の消費二極化といった環境変化に対応できたかどうかで明暗が分かれた。
9日に発表されたイオンの決算は、ダイエーの完全子会社化などで増収を確保し、初めて7兆円を突破。しかし主力の総合スーパーが不振で、本業のもうけを示す営業利益が減益となった。28年2月期は増収増益を予想。とくに営業収益は前期比13%増の8兆円と、国内小売業として初の8兆円台を目指す。
総合スーパーの改革も進める方針で、イオン本体の商品調達や開発部門を事業会社のイオンリテールに移し、地域のニーズに柔軟に対応する体制をとる。
1月に完全子会社したダイエーについては、全国181店舗のうち、おもに地方にある計88店舗を事業会社に移管する方針を示した。具体的には来年3月までにイオンリテールやイオン北海道などへ移し、都市型の食品スーパーとして事業を見直す。