実際に使用したある管理職は「壁にスライド投影や書き込みができて、時間のロスが防げる」、30代の女性職員は「黄色は穏やかな雰囲気で、赤は緊張感がある。予想以上に色の影響は大きい」と驚いていた。居心地の感じ方はそれぞれだが、同社は新しい会議のスタイルから、思ってもみなかった新たな発想が生まれることを期待している。
採用のアピールポイントにも
建て替え工事中に分散していた事務部門の職場を集約するだけでも効率が進むが、働きやすい職場環境にすることで「事務職員にもよりよいサービスを創り出す意識を持たせたい」(黒田専務執行役員)という狙いがある。
「働きやすさ」にこだわるのは、人口減が続く将来に向け、優秀な人材の確保と離職を防ぐためだ。同社は26年9月中間決算で売上高に相当する保険料等収入で戦後初めて第一生命保険に首位を奪われた。27年度からの3カ年経営計画では「揺るぎない国内No.1プレゼンスの確立」を目標に掲げ、人材への投資と育成を成長戦略の柱の一つに据えた。