民事再生手続き中のスカイマークに対し、すでにスポンサー契約を結んでいる投資ファンドのインテグラル(東京)が過半となる50・1%を、全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)が19・9%を、それぞれ出資する方向となったことが21日、分かった。スカイマークは22日、ANAHDからの出資の受け入れを正式に発表する。
日本政策投資銀行や三井住友銀行の出資は調整中で、出資比率が固まるのは5月になる見通し。
ANAHDは、インテグラルとともにスカイマークの再建を支援する共同スポンサーとして、出資に加えて、共同運航や整備面などで支援に乗り出す見通し。
争点だった出資比率の大枠が固まったことで、スカイマークは再生計画案の策定作業を加速。5月29日までに再生計画案を東京地裁に提出し、6月下旬の債権者集会で可決を目指す。