日本市場でのシェアが低迷する韓国サムスン電子は、「ギャラクシー」の最新モデルで巻き返しを狙う=2015年4月8日、東京都中央区日本橋(高橋寛次撮影)【拡大】
5月以降に販売される携帯電話について加入先の通信会社以外の回線を使えないようにする「SIMロック」の解除を義務化した総務省の指針に対応し、NTTドコモとKDDIは22日、新機種のSIMロック解除の条件などを発表した。これまでロックが解除できる端末を販売していなかったKDDIは23日に発売する韓国サムスン電子のスマホ「ギャラクシーS6」から前倒しで実施する。ソフトバンクは「解除の条件をどう設定するか検討している」として発表を見送った。
SIMロック解除の条件は、ドコモが購入後6カ月以降、KDDIが180日以降で、窓口での手数料は3000円(税抜き)、ネット手続きは無料。ドコモは電話でも3000円で解除に応じる。
ドコモも23日にギャラクシーS6を発売するが、SIMロック解除方法は現在と変わらないため、6カ月未満でも可能だ。ただし、ネット手続きは受け付けない。