今回の上場で約53億円を調達。90%を新規出店費用に充てる【拡大】
今回の上場で、同社は3億株を発行し、約53億円(3億5400万香港ドル。1香港ドル=15円換算)を調達。調達額の90%を17年までに福島県内で新規オープンさせる5店舗の出店費用に、8%をITシステムの整備、2%を運転資金に充当するという。また、発行株式の10%を一般投資家、90%を機関投資家に振り分け、上場後の配当は30%を見込んでいる。
今後については「上場を機に福島発、東北発のアジア企業として成長していきたい」と展望。パチンコホールビジネスで、福島県最大規模を誇る地理的な強みと得意とする郊外型店舗の増加により、東北地域でのリーディングポジションを築くとともに、財務留保の蓄積など財務基盤の強化を掲げた。
谷口社長は「東日本大震災を乗り越えたように、上場で乗り越えなければならないことについても、すべてをエネルギーに換えて進化し、会社を強く大きく成長させたい」とくくった。