注目集める“骨董品もどき” メーカーにとって貴重な高付加価値商品 (4/5ページ)

2015.5.10 07:02

米ニューヨークで1986年2月、演奏するスティーヴィー・レイ・ヴォーン。ぼろぼろのギターで強烈なフレーズを繰り出し、ブルースブームを巻き起こしたが、90年にヘリコプター事故で亡くなった(AP)

米ニューヨークで1986年2月、演奏するスティーヴィー・レイ・ヴォーン。ぼろぼろのギターで強烈なフレーズを繰り出し、ブルースブームを巻き起こしたが、90年にヘリコプター事故で亡くなった(AP)【拡大】

 需要と供給と効用

 レリックのギターの価格はライカ限定品と同様に、通常の商品よりも高く設定されている。細かな加工に要する労働投入量が反映され、数十万~100万円程度。ヴィンテージは数百万円から1千万円超にまで高騰し投機対象となったものもあることを考えれば、安い買い物かもしれない。

 レニー・クラヴィッツや奥田民生ら有名ミュージシャンには、ヴィンテージ・ギターのコレクターも多く、貴重品をステージで使うことがある。ただ、多くのミュージシャンはレリックを代用にし、彼らに憧れた若手やアマチュアはレリックに手を伸ばしている。

 メーカー側からすれば、ヴィンテージは中古品市場で流通するもので、いくら人気を集めて価格が高騰してももうけにはならない。

 中古のライカもいまだに結構な価格で取引されている。こうした状況を収益に結びつける上で、骨董品もどきは貴重な高付加価値商品となっているのだ。

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