個性的なメニューを次々と生み出す丸亀製麺【拡大】
讃岐うどん店「丸亀製麺」を運営するトリドールが14日発表した2015年3月期連結決算(国際会計基準=IFRS)は、売上高が前期比11.5%増の872億円となり過去最高を更新した。最終利益も2倍の19億円と大幅増益だった。昨年4月の消費税増税後の逆風の中でも、全国的なCMの展開による知名度アップや、店内で製麺するスタイル、300~500円程度の手頃な価格が受けて、丸亀製麺の客足が伸びたのが寄与した。コンビニエンスストアなどとの競合激化で大手外食チェーンが軒並み苦戦を強いられる中、丸亀製麺が消費者の胃袋をがっちりつかみ、独走状態だ。
本業のもうけを示す営業利益は57.9%増の41億円だった。
主力の丸亀製麺の売上高は、新たに16店舗を出店した効果などで、8.9%増の771億円、営業利益は12.2%増の112億円と、好調に推移した。