三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は、傘下の三菱東京UFJ銀行のIT(情報技術)部門を拡充した上で、グループ全体のIT事業も担わせる方針を固めた。15日公表の新中期経営計画(2015~17年度)の柱として、オンライン決済などICT(情報通信技術)強化を盛り込み、ITベンチャーの買収も視野に入れる。
三菱東京UFJ銀は、現在のIT事業部を15日付で「デジタルイノベーション推進部」に名称変更する。スマートフォンの普及などを踏まえ、インターネットを活用したオンライン決済や、人工知能(AI)によるビッグデータ解析などに取り組む。スマホに相手先の電話番号を入力するだけで手軽に送金できる仕組みなども検討する。
今夏には、三菱UFJFGのICT事業も兼務し、FG傘下の信託銀行や証券なども含め、金融とICTの融合を強化する。昨年には米サンフランシスコに常駐チームを置き、米国の最先端ICTビジネスを調査中。将来的には、国内外ITベンチャーのM&A(企業の合併・買収)も検討する。