【浜松物語 「やらまいか」精神を訪ねて】(12)物流コスト、無駄取り実践 (2/2ページ)

2015.5.19 05:00

 --全員参加、コミュニケーション、「日々収支」が物流センターの業務改善を支える柱だ

 「1年で1000万円もうけることは、1人では難しい。でも1000万円を月割りにすれば約84万円で、1日当たり約2.8万円の計算になる。それを100人で割れば280円になるから、全員が1日にそれだけの無駄を省けば利益を達成できる」

 「上が『これをやりなさい』と言っても下がやっていないのは、コミュニケーションが不足しているからだ。『上からこうしなさいと指示することは一切まかりならん、上司はまず部下の話を聞け』と言っている」

 --各トラックの売り上げから日割りの管理費や燃料費、人件費などを差し引き、毎日収支を管理する日々収支が利益の源泉だ

 「モノを売る人は、商品の原価が分かって値段を決めているが、サービス業の場合は価格が先に決まり、そこで利益を出せなければ赤字になる。月次決算だと、決算日から日がたつうちに、いつどんな理由で数字が悪くなったのか分からなくなる。改善しようと思っても、答えが分からなければ手がつけられない。だから、日々収支を行っている。これを全物流センターで実践しているから、大きな強みになる」

                  ◇

【プロフィル】大須賀正孝

 おおすか・まさたか 中学校卒。1956年にヤマハ発動機入社。青果仲介業などを経て、71年に浜松協同運送(現・ハマキョウレックス)を設立し、2003年3月に東証1部上場。07年6月から現職。74歳。浜松市出身。

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