【視点】爆買い外国人もターゲットか 伊勢丹に出現したアップルウオッチ専門店 (2/4ページ)

2015.5.19 05:00

4月10日に伊勢丹新宿店1階にオープンした「アップルウオッチ」の専門売り場。店内でも一等地というロケーション=東京・新宿

4月10日に伊勢丹新宿店1階にオープンした「アップルウオッチ」の専門売り場。店内でも一等地というロケーション=東京・新宿【拡大】

 あれこれアプリが出てきて立ち上がったり、SNSのメッセージが入ってきて表示されたりと、忙しそうな腕時計である。ただし、電話機能は「アイフォーン(iPhone)」の子機のように使えるだけで、独立した携帯電話機能は備えてはいない。他にもアイフォーン所有が前提になっている機能があるので、アイフォーンユーザーでないと、価値は半減しそうだ。

 あと、「18時間ごとに充電」という仕様はやはり致命的なわずらわしさだ。「触ったときだけ表示するようにすれば、もっと長持ちします」と販売員は説明するが、毎日は続きそうにない。だから自動巻きだ、ソーラーだと普及したのである。

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 アップルウオッチの売り場に限らず、店内には外国人客が多い。最近は同店に行くたびに、外国人客が増えているような気がする。

 広報担当者に聞いてみると、伊勢丹新宿店の2014年度の売上高における免税割合は6.7%。前年度は3.4%だったというから倍増の勢いだ。

 しかもこの金額は基本的に免税対応の持ち帰り品だけの集計なので、飲食や非免税品を加えると、さらにこの数字は膨らむ。

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