4月10日に伊勢丹新宿店1階にオープンした「アップルウオッチ」の専門売り場。店内でも一等地というロケーション=東京・新宿【拡大】
さて、伊勢丹の外に出ても、外国人の姿が目立つ。斜め向かいには、家電量販店ビックカメラと衣料品店ユニクロの合体店舗「ビックロ」がある。家電売り場も衣料品売り場も、アジア系の外国人客に人気で、見たところ3人に1人は外国人と思われる時間帯もある。中国語の店内アナウンスもガンガンかかっていて、無国籍空間のようだ。
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歌舞伎町付近まで含めた新宿駅東口側には「ドン・キホーテ」や他のディスカウントストアもあり、「店ごとに使い分けて、街全体で買い回りする外国人の方が多いようです」(伊勢丹の広報担当者)と、エリアそのものの人気が上昇中だそうだ。
この地区にある旅行代理店HISの店舗はごく一般的な店構えだったが、先日から無国籍風のハワイ旅行専門店に衣替えした。こうした試みも、歩いている外国人が多いだけに、妙にマッチしている。秋葉原のように、街中あちこちに「人民元使えます」と書いてあるわけではないが、時間の問題かもしれない。