「何だっけ?ライフプランナーって。人様の人生を設計するってことだろ?たいそう立派だけどさ、本気で人のために働くやつなんているの?」
ソニー生命保険のCMのセリフで、起用したビートたけしの本音をそのまま使った。
保険や金融が嫌いでこれまでCMも出演してこなかったビートたけしに対し、ソニー生命が「ホンネを語ってほしい」と口説き、出演にこぎつけた。
保険に対する不信感とも取れるこのセリフは、保険業界に対する“たけしの挑戦状”ともいえそうだが、ソニー生命は、「ビートたけしさんの本音の言葉を通して、人生に対して真剣に向き合うことへの期待をCMで表現した」と話す。
ほかのバージョンでも刺激的なセリフがあふれる。「人生に幸せなんて求めること自体、勘違いなんだよ」、「人が生きていくことは大変なのか簡単なのか分からない」などと“たけし語録”が並ぶ。ただ、その言葉の裏に優しさを感じさせるのも、たけしならではだ。
視聴者からの反響は、さまざまで、短文投稿サイトのツイッターには、「カッコよすぎる」、「ソニー生命のCMのビートたけしの言うことに妙に同感してしまうなぁ…」との声が挙がる半面、「ソニー生命のCM。反感を買いたいのかな?」など批判的な声も寄せられるなど賛否両論だ。ソニー生命にしてみれば、してやったりの反響といったところか。