民事再生手続き中のスカイマークが策定する再生計画案をめぐり、最大債権者である米リース会社、イントレピッド・アビエーションが、主要スポンサーであるANAホールディングス(HD)の支援参加に反対していることが26日、分かった。スカイマーク再生には債権者と、主要スポンサーによる協力が欠かせないため、両者の関係次第では今後の再建に大きく影響する可能性がある。
イントレピッドが東京地裁に届け出た債権は約1040億円。スカイマークが導入、その後キャンセルした欧州エアバスの中型機「A330」に関するもので、届け出のあった債権総額(約3200億円)の3分の1を占める。
7月にも開かれる債権者集会で再生計画案を可決するには債権者の過半数の同意、総債権額の2分の1以上の同意が条件となり、イントレピッドとの交渉がスカイマーク再建の成否を左右する。