環境省などが開いたスーパークールビズのイベント。百貨店の社員らがファッションショーのモデルを務めた=1日、東京都港区【拡大】
アロハシャツやポロシャツなどクールビズ以上の軽装を職場で促す「スーパークールビズ」が1日、中央省庁などで始まった。推進役の環境省は東京都内でイベントを開いてアピールする一方、関連業界では“涼”をテーマにしたクール商戦が既に熱を帯び始めている。速乾性シャツや汗染みを防ぐ制汗剤、熱中症対策用の塩入り清涼飲料などさまざまな商品を用意し、需要を取り込もうと懸命だ。
百貨店や紳士服専門店では汗を素早く乾かす素材など、機能性を打ち出した商品をそろえた。
松屋銀座本店(東京・銀座)は綿を使用した通気性の高いジャケットやシャツを充実させ、ネクタイを着けていても涼しさが感じられるスタイルを訴える。西武池袋本店(同・池袋)は吸水性や速乾性に優れた素材を利用し、軽快に仕事ができる麻のシャツなどを取りそろえた。5月に始まったクールビズの商戦では、軽装スーツの売り上げが前年比10%増となるなど出足は好調という。