環境省などが開いたスーパークールビズのイベント。百貨店の社員らがファッションショーのモデルを務めた=1日、東京都港区【拡大】
暑さとともに肌を露出する機会が増えるため、虫除け剤も書き入れ時を迎える。例年より前倒しで商戦は始まっており、アース製薬は虫除けスプレー「サラテクト」に容量を従来に倍に増やした商品を3月に追加した。「昨夏のデング熱の流行もあり、家族全員で使うケースもある」(広報担当者)という。
食品で目立つのは熱中症対策飲料だ。アサヒ飲料は100ミリリットル当たり41ミリグラムのマグネシウムを含んだ「すきっとレモン」を2日に発売。キリンビバレッジの塩入り飲料「世界のKitchenから ソルティライチ」は、年間販売のうち夏場が半分以上を占める熱中症対策の定番となっている。
酒類では、合同酒精が酒をシャーベット状にして楽しむ「鍛高譚(たんたかたん)のあっさり梅酒」を販売。カフェ&バー「プロント」を運営するプロントコーポレーションは、夕方から深夜の閉店までの限定商品として3種類のカクテルアイスバーの販売を開始した。涼を求める若い男女のニーズを取り込み、8月31日までの期間中に来客数で前年比10%増を狙う。