川崎重工業が開発した水平多関節型の双腕ロボット「duAro(デュアロ)」。電子部品や食品、医薬品メーカーの製造ライン向けに販売拡大を目指している=3日、東京都江東区(黄金崎元撮影)【拡大】
川崎重工業は3日、工場の製造ライン向けに水平多関節型の双腕ロボット「duAro(デュアロ)」を発売した。
デュアロは胴体から水平に伸びた2本のアームが対になって動くロボット。工場の製造ラインで人が両手で部品を取り付ける作業などを再現できるのが特徴だ。1台に2本のアームがあるため、ロボットを2台並べる必要がなく、省スペース化を図れる。
これまで産業用ロボットは、ライフサイクルの長い量産品の製造で導入されるケースが多かった。スマートフォンのように短期間でモデルチェンジする製品は、準備期間や費用対効果の面から導入が難しかった。
今回、川崎重工が開発したデュアロはロボットの動作を簡単に指示できる機能が搭載され、ライフサイクルの短い量産品にも対応する。また、人と同じ速度で、柔軟に動作する機能が備えられている。
仕様はアームの長さが760ミリで、最大可搬質量が片腕2キログラム。価格は280万円(税別)。川崎重工は電子部品や食品、医薬品メーカー、中小企業向けに年間5000台の販売を目指す。