シャープ本社=大阪市阿倍野区【拡大】
シャープが来春に百数十人程度の大卒を採用する方針を固めたことが4日、分かった。同社は過去4年間で従業員数を6000人以上減らしており、今年もさらに削減する計画だが、経営再建には若手の補強が必要と判断した。ただ、約200人を採用した今春よりは抑制する。
シャープは液晶事業への過剰投資で経営危機に陥った2012年に、希望退職制度で約3000人を削減。自己都合退職も相次ぎ、11年3月に約3万人いた国内の従業員は今年3月で2万4000人に減った。今年も人件費が高い45~59歳の社員3500人を対象に希望退職を募る。
一方で新卒採用は13年春、14年春はそれぞれ100人程度に絞り込んだ。その後、中小型液晶が好調に推移して業績が回復したため、15年春の採用数は2倍に増やした。しかし採用活動を終えた後に再び不振に陥り、15年3月期は2223億円の連結最終赤字に転落。今年5月に公表した再建計画に沿って、新卒者の採用計画を検討していた。