【スポーツbiz】FIFA、多大な利益で“おごり” (2/3ページ)

2015.6.10 05:00

再選から4日後の6月2日、辞任会見をするFIFAのブラッター会長。海外メディアでは会長自身が汚職に関わったという報道もある=スイス・チューリヒ(AP)

再選から4日後の6月2日、辞任会見をするFIFAのブラッター会長。海外メディアでは会長自身が汚職に関わったという報道もある=スイス・チューリヒ(AP)【拡大】

 ◆ビジネスモデル変革

 FIFAのビジネスモデルは1974年、ブラジル出身のジョアン・アベランジェ氏の第7代会長就任が転機となった。

 アベランジェ氏は各国・地域の連盟ごとに行われてきたスポンサーセールスをFIFAに集約した。事務局長として辣腕(らつわん)を振るうのがブラッター氏である。スイス出身のブラッター氏は時計メーカーの広報部長からFIFA入りすると、抜群の経営感覚で改革していった。

 スポーツビジネスに詳しい今昌司氏の説によればFIFAのビジネス変革は大きく3期に分かれる。

 第1期は、スポーツマーケティング会社ウエスト・ナリと組んだ広告看板の一本化。さらに同社に替わるマーケティング会社ISL(アディダス2代目社長ホルスト・ダスラーと電通の共同出資)と作り上げた「インターサッカー4」(IS4)だった。IS4は4年間にわたる(1)W杯全試合(2)欧州サッカー連盟(UEFA)欧州選手権全試合(3)UEFAチャンピオンズカップ決勝(4)UEFAカップウイナーズカップ決勝-の独占的な商標権使用などでスポンサーを獲得するシステムである。

 第2期は98年、ブラッター第8代会長就任で始まる。FIFAがスポンサーを直接管理し、放送権ビジネスを確立する。それまでサッカー普及を目的に各公共放送と安価な契約を締結してきたが、民間放送も交えて入札による競争方式を導入、一気に放送権料を高騰させた。

 これによりFIFAの財政状況が大きく豊かに変わった。

 そして第3期は、南アフリカW杯が起点の新スポンサーシップ・システムの構築である。

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