記者発表会で手を重ねる(左から)玉置肇・ファーストリテイリング執行役員、柳井正・会長兼社長、ジャンフランコ・カサーティ・アクセンチュアチーフエグゼクティブ、江川昌史・アクセンチュア副社長=15日、東京都港区【拡大】
販売の大部分を占める店頭での顧客データを生かし、商品開発や販売戦略につなげるには「全てのお客さまの会員化が避けて通れない」(玉置肇執行役員)状況。このためデータベースは店舗にも広げ、性別や購入履歴、服のサイズや好みなどを細かく分析。顧客に商品情報を配信するほか、商品の欠品や在庫の低減を目指す。
さらに、ネットと実店舗を融合できる新規システムの開発も急ぐ考えだという。
ネット通販強化で、実店舗数を減らす可能性について、柳井氏は「バーチャルも実店舗も必要で、相乗効果が見込める」と述べた。