小売り大手が農産物自社生産 セブンやローソン、野菜やコメを安定調達 (2/2ページ)

2015.6.16 06:43

ローソンが農家と連携してコシヒカリなどの栽培を始めた水田=新潟市内(同社提供)

ローソンが農家と連携してコシヒカリなどの栽培を始めた水田=新潟市内(同社提供)【拡大】

 ローソンは全国23カ所の農場で野菜や果物づくりを進めているが、コメの生産は初めて。玉塚元一社長は「15年度中に農場の数を30カ所に広げ、将来的に40カ所程度への拡大を目指したい」という。

 09年に農業に参入したイオンは、今春から子会社を通じて埼玉県でコメ栽培を始めた。まとめて借り上げた農地を生産者に貸し出す「農地中間管理機構」(農地バンク)を使い、18ヘクタールの水田を借りて埼玉県のブランド米「彩のかがやき」を生産する。初年度90トンを生産し、主に県内のイオンで販売。3年間で「水田を100ヘクタールへ広げたい」(同社)としている。

 小売り各社が農業拡大を急ぐのは、農家の高齢化で農業の担い手が減少するなか、自らが新たな担い手となって安定調達を実現するため。産地を気にかける消費者の増加もあり、生産拡大の動きは続きそうだ。

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