北海道大学、同大学院を修了して旧国鉄に就職。入社17年目に民営化となり、このとき、経営が極めて厳しいJR北海道への辞令を受けた。
「再び北海道の地を踏んだ。新しくスタートするJR北海道で何ができるか、どれだけのことができるか不安にかられた。この時に勇気づけ、希望を与えてくれたのが北海道大学に入学したときに教えられた中谷博士の言葉だった」。ハンディを個性に変える発想の転換だった。
この本では第1部は「ハンディ」を個性に変え、個性を創造性で磨く思考法。鉄道技術者として多くの人に支えられ北海道で実現できたものを振り返りながらイノベーションの視点に重点に置いてまとめた。第2部は21世紀に活躍する人、これから活躍する人へ、「異質」とシステム思考の時代、求められる人材にメッセージを送っている。