高さ約4.5メートル、幅約7メートルのドーム内に古き良き時代の米国を想起させるフォークロックが流れている。ドーム内側の大きなスクリーンに投影されるタバコ葉が育つ環境の映像をながめながら煙草を一服。広大なタバコ畑の中にいるようだ。身体がリラックスしていく。
サンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン(東京都港区)は名古屋市中区栄の駐車場にドーム型喫煙スペース「アメスピ ファーム」を期間限定で設置した。サンタフェ ナチュラルタバコは1982年、米ニューメキシコ州サンタフェで誕生。「タバコ葉は自然が育てた大地の恵み」と考え、添加物を一切加えない「ナチュラル アメリカンスピリット(アメスピ)」だけを製造している。
アメスピ ファームではタバコ農園が眼前に広がるタバコ農家のウッドデッキを再現。ドームの周りとスクリーンの前に置かれたヒマワリは害虫を駆除するテントウムシを集めるためのもの。同社の企業理念は「大地に責任を持つ」。有機栽培なのだ。
映像は約5分間。「見渡す限りの大空。黄金色に輝くヒマワリ…」。超指向性スピーカーを使った演出で、リクライニングシートに座ると約3分間にわたり、落ち着いた男性の声で“タバコ葉”からのメッセージが聞こえてくる。
ドームに入る前に隣接する“納屋”で、アメスピ クルーから新発売になった「ナチュラル アメリカン スピリット ターコイズ」と「ナチュラル アメリカン スピリット ゴールド」を含む7銘柄の中から1パックを渡される。2つの新商品はいずれもUSDA(米農務省)の厳しい認証を受けたオーガニックの天然で上質なタバコ葉のみを使用した商品となる。