関西電力が関東エリアで電力を販売するため、電源開発(Jパワー)と三井造船が保有していた千葉県の火力発電所を取得したことが分かった。関電が首都圏で発電所を持つのは初めて。2016年の電力小売りの全面自由化を控え、国内で最も電力需要が大きい首都圏での事業展開を加速する。
関電の子会社、関電エネルギーソリューション(Kenes=ケネス、大阪市)が、Jパワーと三井造船が共同出資して設立した発電会社「市原パワー」(千葉県市原市)の全株式を取得し、完全子会社化。同社が運営する液化天然ガス(LNG)を燃料とした火力発電所(出力11万キロワット)が発電する電力を、自社電源として供給できるようにした。投資額は数十億円規模とみられる。
市原パワーの火力発電所は、天然ガスと蒸気のタービンを組み合わせて発電する発電効率の高い「コンバインドサイクル」と呼ばれる。三井造船千葉事業所(同市)の敷地内で04年10月から稼働している。