バンコクにオープンした東南アジア初の本格的な雪のテーマパーク「スノータウン」(岩田智雄撮影)【拡大】
日本の雪文化を発信する東南アジア初の本格的な雪のテーマパーク「スノータウン」がタイの首都バンコクの商業施設内に完成し、開場式典が3日、行われた。メーンの雪の広場では、南国タイの子供や若者がスキー体験など雪遊びを楽しんだ。東南アジアでの日本観光人気を追い風に、集客を強化する。
日本の不動産投資会社が出資する「スノータウン(タイランド)」が約6000万バーツ(約2億2000万円)をかけて建設。約750平方メートルの広場に人工造雪機で深さ30~40センチの雪を積もらせた。和食店や浴衣の試着コーナー、日本で子供に人気の「お絵かき水族館」をアレンジした「お絵かきタウン」も備えている。
日本の食や文化、観光情報を伝える常設スペース「ジャパンPRカフェ」では、みそ大手のマルコメ(長野市)が1カ月間、みそ汁などの宣伝と販売を行う。今後も日系企業や官公庁によるイベントが計画されている。年内の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体発足を見据えて出店したマルコメ現地法人の伊藤孝男社長は「東南アジアでのみその認知度は高い。タイでの商品生産も目指している」と話した。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年1~5月のタイから日本への観光客は前年同期比29%増の約38万人だった。査証発給要件緩和、円安効果で訪日者数は増加している。スノータウンは、北海道などへのツアーも開発する予定だ。(バンコク 岩田智雄)