【本気の仕事講座】(60)魂の教育コンサルタント (2/2ページ)

2015.7.7 05:00

本気について「自らの経験と直観を軸に周囲に流されず信念に従って進むこと」と定義付ける河本敏浩さん

本気について「自らの経験と直観を軸に周囲に流されず信念に従って進むこと」と定義付ける河本敏浩さん【拡大】

 ある組織に対して、その元々の良きなり立ちを見失い、迷走している状況を率直に叱咤(しった)し、猛省を促したことがあった。相手がどんなに高位な人物であっても、元々のなり立ちを見失っている場合は燃える気質は止められない。

 「プレゼンテーションがプレゼンではなく、反省を促す場と化したことが、本気を炸裂(さくれつ)させた瞬間だった」と振り返る。

 以前、依頼された案件に対して、どれだけ踏み込んでいいか迷い、傍観者の状況に陥ってしまったことがあった。依頼の方向性に唯々諾々と従うことは絶対に良くない。呼ばれて、その場にいる以上、おかしいと思ったことは率直に言うべきで、それが通らないならば、依頼から降りるべきだと痛感した。

 次世代へのメッセージを伺うと、「自らの適性と向き合い、毎日続けられることを探し、日々を輝いたものとしてほしい」と語る。

 筆者は広告会社勤務時代から現在に至るまで、数々のプレゼンテーターを見てきたが、河本氏は最強の一人だと確信している。教育に対する矜持(きょうじ)と、単なるパフォーマンスではなく、聴衆をひきつけるプレゼン力を読者の皆さまもぜひ一度味わっていただきたい。

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【プロフィル】柴田明彦

 しばた・あきひこ 1959年、東京生まれ。亥年、乙女座、AB型。慶大法卒。83年電通入社、新聞局業務推進部長などを歴任し、2006年退社。一般社団法人「NS人財創造機構」を設立し、大学講義や講演会、研修を行う。14年に設立した「多様性工房」で、広報・宣伝や販売コンサルティングも手がける。著書は「ビジネスで活かす電通鬼十則」(朝日新書)ほか。

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