7日に開幕した「世界高速鉄道会議」では、高速鉄道に関連する最新技術やサービスを紹介する展示会も同時に開かれた。日本メーカー各社は、開業から半世紀を経た新幹線で培った最新の技術を海外の鉄道関係者に披露した。
海外で鉄道事業を強化している日立製作所は3次元眼鏡をかけて、鉄道車両の内部を立体的に紹介する動画を用意した。欧州で好まれる最先端のITシステムを搭載した車両を動画で流し、利便性の高さを訴えた。
日立は英国の高速鉄道車両を大量受注し、現地に新工場を建設している。さらにイタリアの鉄道関連企業を買収するなど欧州事業に力を入れている。日立の関係者は「車両の付加価値と品質の高さで、世界のビッグ3と中国の車両メーカーと勝負する」と意気込みを語った。
川崎重工業は、世界初のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用した鉄道車両の新型台車「efWING(イーエフウィング)」を展示した。航空機の胴体で使われているCFRPを台車に活用して軽量化し、省エネ性能を向上させた。今後、海外の高速鉄道にも売り込んでいきたいという。