セブン-イレブン・ジャパンの免税対応店に設置される免税サービス用のレジ=9日、東京都千代田区(永田岳彦撮影)【拡大】
セブン-イレブン・ジャパンは9日、昨年12月から一部店舗で実施している免税サービスを本格展開すると発表した。7月中をめどに観光地やホテルの近隣など訪日外国人の買い物需要が見込める1千店に導入し、年度内に2~3千店に拡大を目指す。
同社によると、導入時には免税手続きに15分程度かかって、手続きも煩雑だったことから利便性向上のため新たなレジシステムを開発。簡単なボタン操作で通常のレジから免税対応のレジに切り替わることで5分程度に時間が短縮される。 先行導入した31店舗では1日平均10組程度の利用があり、菓子や化粧品などのまとめ買いで約6~7万円の売り上げがあるという。
本格導入に先立ち行った式典で、井阪隆一社長は「利便性の向上で新しい消費の流れを確実なものとしてとらえていきたい」と意気込みを述べた。