ドミノ・ピザジャパンを設立したアーネスト比嘉氏(右)と【拡大】
◆宅配事業に手応え
宅配ピザは注文すれば、食べる場所はどこでもよく、オフィスでも家でも、花見シーズンは公園でも。さらに日本のドミノピザはトッピングを独自に工夫されました。それまで米国でメーンだったイタリアンソーセージやペパロニ以外に、日本人の好みに合わせて照り焼きチキンピザや、コーン&ツナピザ、あるいはタンドリーチキン、カレーをトッピングするといったすごくクリエーティブなものを考案し始めました。ピザはいろんなトッピングによって相当にフレーバーが変わり、料理そのものも変わります。ピザが一躍、ポピュラーな食品になった、との手応えを感じました。
私には宅配ピザのノウハウはありませんからアドバイスしたことはありません。でも、ビジネスとして弟と一緒にできたことはラッキーでした。
ドミノピザへの食材供給とほぼ同時期に、三菱商事との合弁会社ジェー・シー・シーを設立しました。チーズの加工会社です。三菱商事が原料を輸入し、それをシュレッドしたりスライスしたり粉にしたりしてパッケージに入れて販売するわけです。若い女性なのに大会社の三菱商事と組むなんて「厚かましい」などと言われましたが、アイデアが浮かべばストレートでぶつかっていきました。
10年、20年と続けているうちに「あそことアライアンス(提携)を組むと面白いかも」と考えることがすごく好きになって、戦略的なアライアンスやM&A(企業の合併・買収)は積極的に取り組みました。(ジェーシー・コムサ会長)