VW「印象薄い」日本市場に危機感 ブランド浸透へ“タブー”破る (3/3ページ)

2015.7.21 06:39

「パサート」

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 「10%は夢ではない」

 グループで世界1000万台を販売するのに対し、日本国内のVWブランドの販売台数は過去最高だった昨年でも6万7438台にとどまる。輸入車を全て合わせても新車販売に占める割合は約5%程度で、トヨタ自動車をはじめ国内メーカーに圧倒されている。

 庄司氏は「独自のブランド戦略を持ち、本来の販売力をつけていけば、10%は夢ではない」と強調する。

 VWは、販売店を約80店多い333店に増やし、18年にも販売台数を10万台に引き上げる目標だ。高級車に対抗する新型「パサート」など、これまで主力だった「ゴルフ」や「ポロ」以外のラインアップも強化していく。

 次世代環境車など日本の動向は本社も注目している。ライバル・トヨタのお膝元でVWブランドが存在感を高めることは、グループの今後も占うことになる。

■【クルマの未来 VWの挑戦】(上)中国に賭けるVW “第二の故郷”で「ゴー・ウエスト」

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