トヨタ自動車が4月に一部改良して発売した「カローラ」は、ワゴンの「フィールダー」とセダンの「アクシオ」いずれも主要グレードに自動ブレーキなどの衝突回避支援システム「トヨタ・セーフティー・センスC」を標準装備した。JNCAP予防安全性能評価で最高ランクの「ASV+」を獲得するなど、その性能は折り紙付き。トヨタの本気を感じさせる新型カローラを開発した安井慎一エグゼクティブチーフエンジニア(52)に聞いた。
--トヨタ・セーフティー・センスCは、自動ブレーキや車線を逸脱しそうな場合の警報、オートマチックハイビームを組み合わせた
「パッケージ化することで、より高い予防安全性能を実現し、事故の確率を低減する。装置はコンパクトな一体型。カメラとレーダーレーザーの2つを使って認識することで、システムが作動する車の速度の幅を広げている。実際の市場ではいろんな使われ方をするので、日米欧で100万キロに及ぶ試験を行った」
--トヨタ車として初めてカローラに搭載することになった