ブランド初となる7人乗り多目的乗用車「2シリーズグランツアラー」をPRするBMW日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長=26日、東京都千代田区【拡大】
独BMWの日本法人は26日、ブランドで初めてとなる7人乗り多目的乗用車(MPV)「2シリーズ グランツアラー」を6月6日に発売すると発表した。国内市場で人気のクリーンディーゼルエンジン搭載モデルを用意。子育て中のファミリー層がメーンターゲットで、国産ミニバンからの乗り換えを狙う。
前輪駆動で、3列シートを備える。排気量2リットルのディーゼルエンジン搭載モデルの燃費は軽油1リットル当たり21.3キロ。自動車取得税・重量税が免税になる。販売価格は379万~432万円。ガソリンエンジン搭載モデルも排気量1.5リットルと2リットルそれぞれ用意し、価格は358万~452万円。
国内では燃料の安さや走行性能の高さを理由にディーゼル車の販売が伸びており、ペーター・クロンシュナーブル社長は「7人乗れるディーゼル車は理想的な組み合わせ。国産車にお乗りの方にもぜひBMWに乗ってもらいたい」と述べた。年間販売目標は4000~5000台でディーゼル車が3割以上と見込む。