日立製作所は22日、意見が分かれる議論に対し、大量のデータを解析し、賛否の根拠や理由を英語で提示できる人工知能の基礎技術を開発したと発表した。これまでの人工知能はデータ解析で事実を提示していたが、日立の技術は、さまざまな価値に合わせて、高い根拠や理由を抽出できるという。12月末までに日本語版も開発する。
日立が開発した人工知能は健康や経済などの価値に着目。社会の事象と、さまざまな価値との相関関係から、大量のニュース記事を参考にして、より確実性の高い根拠や理由を提示できるのが特徴だ。
今回、賛否の根拠や理由を抽出するため、基準となる体系辞書を作成し、157の価値を用意した。さらに約970万件のニュース記事から、約2億5000万で構成された相関関係データベースを作った。
日立は数年後に、企業の文書や公開資料、病院の電子カルテなどを解析し、業務を支援するデータや意見を抽出するシステムとして実用化を目指す。