事故車はリコール対象だったが、未改修だった。日産はリコールを呼びかけるはがきを5回郵送したが、所有者が2回以上代わるなどの要因もあり返送されていたという。池会長も「転売を繰り返すなどの要因で所有者が見つからないことが最大の悩みだ」と語る。
そのため国交省は各社に未改修車のリスト提出を要請。車検証に記載する登録情報のデータベースと照合し、車検時に所有者にリコールを通知するとともに住所などの情報更新を促す仕組みを近く始める方向だ。
これまで国内の公道で起きたタカタ製エアバッグの異常破裂は5件。いずれも助手席側で、異常破裂が負傷の原因と特定されたケースはない。だが、国交省は「事故が起きると危険な案件なので、100%の改修を目指す」(審査・リコール課)としている。