【さかもと未明のおしゃれは男のマナー】礼服(5) (1/3ページ)

2015.7.31 05:00

イラスト=さかもと未明

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 ■ディレクターズスーツ着ましょ

 さて、前回(6月26日付)は「BLACK TIE」の装いとして、タキシードの装いを勉強しました。夜の「準礼装」というやつですね。ということは、「昼の準礼装」もあるわけで…。そう、それがディレクターズスーツなのです。

 ◆式典などへの準礼装

 でもこのディレクターズスーツ、現在の日本では結婚式などでも、着るにふさわしいとされるのは、新婦の父とか親族のみとされちゃっています。それって変だと思うんですよね。だって、ダークスーツより格式の高い「準礼装」として、式典などへの参加の時は着用すべきものなんです。

 だから、みんなもっと普通に、ダークスーツよりアップグレードなフォーマルとして着ましょうよ!! 日本の昼間の結婚式で、参列者がみんなディレクターズスーツ、新郎新婦の両親はさらに格上のモーニング、なんていう日も近いと私は思うのですけどね。

 ◆コールズボンが要

 さて具体的な装いです。まず慶事からですが、ダークスーツとして着る黒やダークグレー、深いネイビーなどの上着、おそろいもしくはグレー、アイボリーのベストにコールズボンという縞(しま)のパンツを合わせます。パンツの裾はシングルのみ。このコールズボンにするだけで、格上に見えるから不思議!! 逆に言えばこれを追加すればあとは小物のみでよりフォーマルな場に出られるということ。

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