中国・江蘇省の部品工場で稼働する産業用ロボット。中国経済減速の影響は日本メーカーにも広がり始めている(AP)【拡大】
コマツも油圧ショベルの販売が苦戦し、中国での4~6月期の売上高は前年同期比42.7%減となった。日立建機と同様に生産調整も行っているが、現地工場で必要がない製造設備の売却にも踏み切るという。
個人向け商品にも中国経済減速の余波が表れ始めている。スマホ向け小型部品の加工に使う自動旋盤を手掛けるツガミは昨年末、小米科技(シャオミ)など中国メーカーから大量に受注したが、5月以降は新規発注がピタリと止まった。
スマホの販売が伸び悩み、中国メーカーが設備投資を抑えており、ツガミの中国の売上高は4~6月期に前年同期比で約3割減少。当面は、スマホ向け以外の分野に自動旋盤の販売を伸ばすことでリスク分散を図る。
産業用ロボットを製造するファナックも6月以降、スマホのケースを削る「ロボドリル」の受注が急速に減った。今後も受注減が見込まれるため16年3月期の業績予想を下方修正した。
また、中国では不動産投資の抑制も顕著となってきた。現地でエレベーターの販売・保守を手掛ける三菱電機は中国での4~6月期の売上高が前年同期比で15%減となった。