レザ・ナザルアハリ駐日イラン大使【拡大】
欧米など6カ国と核問題の解決で合意したイランに対し、欧州各国が外相ら官民一体の訪問団を相次ぎ派遣し、経済制裁の解除を見越した商談の動きが活発化している。イランのナザルアハリ駐日大使は8日までに産経新聞のインタビューに応じ、制裁に伴い日本が撤退したアザデガン油田やガス田の開発について、近く外資との契約に関する国際会議を開くことを明らかにした。
日本政府は、経済産業省の山際大志郎副大臣が8日からイランを訪問し、関係強化に動きだした。
大使は、日本の動きについて「出遅れ感はあるがチャンスは十分あると思う」と述べた。具体的には、高速鉄道整備に関し、「ドイツと中国がチャンスを狙うが、7月に東京で開催された鉄道の国際会議に出席したイラン政府幹部が日本の新幹線のソフト面の技術力を評価し、前向きに検討したいとの報告書を出したところだ。巻き返す機会はある」と指摘。また、「大気汚染や水質汚濁の環境協力や健康・福祉の分野で日本政府と覚書きを結んだ。がんの早期発見の診断装置や病院経営のノウハウも導入したい」とした。