時計3社の営業利益が過去最高 訪日観光客増と円安が寄与、平成27年4~6月期決算 (1/2ページ)

2015.8.12 18:10

 国内時計大手3社の平成27年4~6月期連結決算が12日、出そろった。中国を中心とした訪日観光客の需要拡大で国内ウオッチ事業が好調に推移したほか、円安も追い風となり、3社とも増収増益で、営業利益が同期で過去最高を更新した。

 セイコーホールディングスは28年3月期中間決算の業績予想を上方修正し、営業利益は中間決算では過去最高の95億円(前年同期比25.9%増)となる見通しだ。ただ、中国など海外の景気に不透明感があることなどを理由に、3社とも通期の利益見通しは据え置いた。

 シチズンホールディングスは、「エクシード」をはじめとする高価格商品が国内で好調に推移。個人消費の回復のほか、訪日観光客の増加に支えられた。

 カシオ計算機は全地球測位システム(GPS)と電波を使った時刻合わせ機能を搭載した「Gショック」や、スマートフォンと連動する「エディフィス」が、セイコーHDも主力ブランド「グランドセイコー」が国内外で好調だった。

 時計の出荷量が世界的に伸び悩む中でも、各社は需要が底堅い高価格帯商品の市場開拓を狙う。時計事業について、シチズンHDは売上高が前期比7%増の1850億円となる見通しだ。

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