住友生命保険は11日、米45位の中堅生保、シメトラ・ファイナンシャルを約37億3200万ドル(約4660億円)で買収し、完全子会社化すると発表した。同日、両社が合意した。住生はアジアを中心に海外事業を展開してきたが、世界最大の保険市場である米国への進出で海外事業を一気に本格化させる。
シメトラはワシントン州に本社があり、ニューヨーク証券取引所に上場。生命保険のほか個人年金保険や団体保険、退職年金などを強みとする。住生は幅広い保険商品を扱うシメトラを傘下に収めることで、安定的な収益が見込めると判断した。
住生は1株当たり32ドルでシメトラの全株式を取得する。今月6日まで過去1カ月の株価の平均に32.4%を上乗せして決めた。2016年1~4月に買収を完了させ、買収後にシメトラは上場廃止となる。
住友生命は中国やベトナム、インドネシアの生保に出資し、アジアを軸に海外展開を図ってきた。ただ、外資規制などで出資比率の引き上げが難しく、十分な利益を確保できないこともあり、米生保の買収を決めた。