【Bizクリニック】日本の流通業、中国でなぜ苦戦? 接客レベルは高いけど… (3/4ページ)

2015.8.18 06:24

 一方、欧米の流通業は、基本的に商品開発から物流・販売に至るまで、個社が一つの生態系を形成している。単独で海外進出しても、母国での生態系がそのまま移転されるため、同じオペレーションを維持することが可能であり、それが海外における成功につながっていると推測される。

 個社として生態系を形成していない日本の流通各社は、国内で自律連動している生態系の帯同がないと海外で成功することが難しい。中国における日本の流通業のプレゼンスの低さは、そこに原因があるとみられる。

 日本では外食産業、ヘルスケア産業なども、個社で生態系が完結せず、周りのバリューチェーンを含めて生態系を形成している。日本の製造業が部品会社など生態系全体でアジア進出をしたのに対し、消費関連やサービス業のアジア進出はこの視点が欠落している例が多い。流通業に限らず、生態系をいかに維持しながら海外展開するかが今後の成功の鍵になるだろう。

【プロフィル】松岡真宏

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。