村上氏敗退、黒田電気株主の疑念拭えず 臨時総会で社外取締役選任案否決 (2/2ページ)

2015.8.22 06:29

黒田電気の臨時株主総会で株主提案を否決され、会場を出るC&Iホールディングスの村上絢・最高経営責任者=21日、大阪市淀川区

黒田電気の臨時株主総会で株主提案を否決され、会場を出るC&Iホールディングスの村上絢・最高経営責任者=21日、大阪市淀川区【拡大】

 C&Iは総会終了後、同社ホームページ上で「株主として引き続き黒田電気のガバナンス(企業統治)を行い、株主価値向上に取り組んでいく」とするコメントを発表した。

 提案に反対した大阪府内の男性株主(79)は「村上氏が社外取締役になっても企業価値が高まるか疑問だ」と指摘し、賛成した岡山県内の男性株主(38)は「日本ではこうした議案の可決は難しく、まだまだ保守的だと感じた」と話した。

【用語解説】村上ファンド

 通商産業省(現経済産業省)元官僚の村上世彰氏が1999年に設立した投資ファンドの通称。2000年代半ばに阪神電鉄やTBS(現TBSホールディングス)の株を大量に買って経営改革を強く迫り注目された。村上氏が06年にニッポン放送株をめぐるインサイダー取引事件で逮捕され、ファンドは解散した。最近、村上氏個人のほか、長女の絢氏が代表を務めるファンドなどが再び日本株投資を活発化し注目を集めている。

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