◆手数料とポイントの比較
単純計算すると、3万4125円かかる。この手数料を含め、支払いは約3年続く。しかも、契約の内容によっては、毎月5000円の支払いではすまない。債務残高が一定以上になると、毎月の支払額が自動的に増える契約もあるからだ。たった3回の買い物で、あとは支払いだけ続けても、こうなる。ましてリボ払いでの買い物を続けると、債務は膨らみがちだ。
一方、私のあるカードで18万円の支払いにつくポイントは0.5%、900円だ。リボ払いの手数料の方がずっと多い。ところが、これらが消費者にわかりやすく説明されず理解されていない事例が散見される。一括払いができず、すべてがリボ払いとなる「リボ払い専用」のカードを、それとは知らずに申し込んで使う人もいる。支払い請求がかさんでから、初めてリボ払い専用カードだったとわかったという相談もある。繰り上げ償還も可能だが、あまり知られていない。
債務が増えて支払いが遅れると、そのことが指定信用情報機関に登録される。新しいクレジットカードを作ったり、自動車ローンを組んだりすることが難しくなる可能性がある。登録された情報は、遅れていた支払いを全額払っても、しばらく残る。