MS&ADインシュアランスグループホールディングスが英損害保険大手アムリンの買収を決めたことで、日本の3メガ損保が世界の再保険市場の中心である英ロイズ市場のトップ10に顔をそろえることになる。保険会社にとっての保険とも言える「再保険」分野は収益性が比較的高く、地震や水害など多くの自然災害リスクを抱える日本の損保にとって魅力的に映る。
「ロイズ市場は上位にいることで初めて、発言力を持てる」
MS&ADの柄沢康喜社長は8日の記者会見でこう述べ、アムリン買収による価格支配力の向上に強い期待感を示した。
MS&ADは2000年、自らロイズ市場に参加した。ただ14年の収入保険料で比較すると、ロイズに参加する約90団体の中で、同社は26位にとどまっており苦戦していた。2位のアムリンを傘下に取り込むことで、他の有力メンバーをごぼう抜きする。