任された仕事は女性管理職の紹介など。契約書の作成などもゼロから学んだ。指導は厳しかったが、起業に向けたノウハウは着実に増えていった。
独立後はマッチングビジネスをベースにすることを決めた。具体的な活動は建築家と一般ユーザーの“縁結び”。建築家である友人の夫と連携しながら仕事に取り組んだが、「あくまでも私は先生。自ら営業しない」といったスタンスを不思議に思ったのがきっかけだ。
その夫妻は、中古マンションをリノベーションしてワインショップを開設する計画を進めていた。仕事に携わる過程でリノベーション事業の可能性を見いだし、物件探しから資金計画、工事の手配までをワンストップで行う事業モデルを追求することになった。不動産に関する知識は乏しかったが、友人の夫と仕事をこなすことで吸収。起業塾にも積極的に参加し人脈も広げていった。現在は販売価格が3000万~4000万円程度の物件を中心として、月に3、4件を受注する規模にまで成長した。
リノベーション工事はパッケージプランが主流を占めている。こうした中、顧客の日常生活を踏まえ1から設計するのがスタイルアンドデコ流。谷島社長は「コンサルティングを通じ、『どういった暮らしを実現したいのか』といった点を中心に聞き出し、トータル的な予算をにらみながら場所や室内設計を決めていく」と語る。