◆顧客の望む空間提案
例えば夫婦そろって山登りが好きな夫婦は当初、「高尾山に近い物件に住みたい」という意向を示していた。しかし、勤務地などを踏まえ都心に近い清澄白河(江東区)の物件を提案した。その分、岩や石を登るスポーツである「ボルダリング」をイメージした壁を設置。山気分を自宅で味わえるようにした。
少子高齢化社会の進展に伴って住宅政策は、既存ストックを有効活用しようとする方向へと急速にかじを切っており、リノベーション事業がさらに活発化することは必至。こうした中、スタイルアンドデコでは、リノベーションを積極的に行うことでコミュニティーの活性化につなげる仕掛けづくりを、これからの重点課題に掲げる。(伊藤俊祐)
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≪Q&A≫
■コミュニティー活性化目指す
--リノベーション市場の競争は激しさを増している 「会社を立ち上げた当時はライバルがあまり存在しなかったが、大手も参入するなどして一種の飽和状態を迎えつつある。その中で存在感を発揮していくには、高度なクリエーティブ性などが重要な役割を果たす。当社は例えば4000万円の予算を提示されたら『東横線のこの駅とこの駅の間が適している』『駅から徒歩10分圏内にいい物件がありますよ』といった提示はしない。顧客の要望を踏まえ『どういった空間を望んでいるのか』を想像した上でプランを提案するようにしている。設計と営業が常に一体となり行動しているところも強みだ」