NECが確立した、ブランド品の模造品などをスマートフォンで見つけるシステム=24日、東京都千代田区【拡大】
NECは24日、工業製品の製造時にできる表面の細かい凹凸をもとに個体を識別する「物体指紋認証」の対象を新たにプラスチックや繊維に広げたと発表した。米ベビー用品大手が日本で発売する新製品の偽造品対策に採用されたという。
製造時に物体指紋を登録することで、市場に出た製品をスマートフォンで撮影し、データを照合すれば真がんを判定できる。物体指紋認証については昨年11月に発表済みだが、技術を強化し、光沢のあるプラスチックや、凹凸面に影ができる繊維にも対応できるようになった。
同社情報・メディアプロセッシング研究所の山片茂樹所長は「専門家やデバイスに依存することなく、多様な製品をカバーできる」と強調した。
採用されたのは11月に発売される米エルゴベビーの抱っこひも。NECは低コストな模造品対策として事業拡大を狙う。