細かい工夫もある。冷暖房を使用する際の燃料や電力の消費を抑えるため、ステアリングヒーターを標準装備。シートヒーターと合わせ、肌に触れる部分を温めることで室内温度を低く設定し、暖房使用に伴うエンジンの作動が最小限で済むようにした。シートにも赤外線を反射させる機能性素材を採用しており、過剰な温度上昇を抑制する。
三菱自は2009年に軽自動車タイプのEV「アイ・ミーブ」を他社に先駆けて発売し、電動化技術を強化してきた。13年に発売されたアウトランダーPHEVは、燃費が悪く、環境性能も低いとされてきた従来のSUVと一線を画し、日本だけでなく、欧州などでも支持されている。
ただ、足元ではポルシェやBMWなど高級車メーカーがSUVタイプのPHVを相次いで投入しており、競争環境は厳しくなっている。三菱自は新型アウトランダーPHEVを「三菱ブランド復活の第一歩」(相川哲郎社長)と位置付けており、欧州でも9月から販売を開始し、存在感を高める構えだ。(田村龍彦)